Freedom -third- 【完】

Freedom -third- /イケイケホストの同級生



地下鉄路線の入口が見え、溜め息混じりにも足早に向かっていると――、


「アッキー!?」


突然、同じく始発待ちをしていたんだろう人ごみの中、名前を呼ばれた。


聞きなれた声に振り返れば――…、


イソギンチャク。


いや。


「健太!?」



ド派手な容姿が悪目立ちしている、いかにも”俺ホストッ”て風貌の健太が通りに立っていた。


この間逢ったときは白メッシュだった髪が、いつの間にやらキンキラ金髪!?


まだ朝日は登りきってないのに、


ま、眩しいっ。


「何やってんだよこんな時間に~」


「って、健太は何やってんの!?」


「今から仕事~♪」


って、もうすぐ朝だけど!?


始発が動く時間に出勤???


そういえば、健太のお店もこの辺りにあるとか前に焼き鳥屋で言ってたっけ?


「これから?」


「そ。俺、二部出勤だし」


二部出勤……?


「それって、朝から始まるんだ?」


「6時に店開く」


「へぇ……」


水商売のイメージって、ネオンが犇めく夜の街って思ってたけど。


朝っぱらから働くとか?何となく健康的じゃないか。

(決して健康的な職業ではない)






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