Freedom -third- 【完】



「アッキーが男と外泊するときは、電話くれりゃ俺がメシ食わすし。男連れ込むときは、家に絶対行かない。面倒は絶対かけないって」


男って。


残念ながら、フラれたばっかだよっ!


「彼氏とかそんなんじゃなくって!健太がアフターとかで来れない日だって絶対あるじゃんっ。私だって、りょ、旅行とか!したら、誰も居ない家に翔1人とか、可哀想でしょっ。まだ実家ならおばちゃんもいるわけだし!」


生き物を飼うことは容易ではない。


軽く預かるって返事したら、一番可哀想なのは翔だっ。



「俺、翔連れて帰ってから面倒ずっと見て来た。絶対、そんな無責任なことはしないっ」


「…………」


「アッキーが負担に感じるのは分かる。ならちゃんと期限決める。アッキーの夏休みが終わるまでに俺ちゃんと翔と一緒に引っ越すから」


「…………」


何て返答していいか分からず、私は翔を撫でながら健太の言い分を一応聴いている。


にしても、唐突過ぎだ。



「……俺、信用できる相手って翔くらいだからさ?あぁ、アッキーのことも信じてるけど」


――…え?


突然俯いた健太。


翔がすぐ健太に駆け寄って……、


クゥーンと寂しそうな鳴き声を立てた。







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