Freedom -third- 【完】

Freedom -third- /鬼にフラれ失恋中



お風呂から出るとすぐに美容院に電話を入れ、予約を確認してから部屋の鏡の前に座ると、

ありったけの化粧品をひっくり返した。


(ちょっと勿体ないとは思ったけど)化粧水をパック用シートに含ませ、更に(かなり勿体ないけど)美容液で顔のマッサージ。

下地、ベースリキッド、パウダー、ハイライト、ツケマ上下っ、アイライン、チーク、シャドウ、コンシーラで唇も整え、丁寧にグロスも重ね付けっ!!!

いつもは適当に済ませる化粧を、基礎から念入りに仕上げてゆく。


たかが化粧、されど化粧!


擬似整形?


上等。


平凡な顔だって、努力と根性で!?お姫様になれるんだっ。

(美綺さんのように)


駄猫。

ドラ。

ダメホステス。

出来ない女。


上等。


いい女になって鬼を見返してやるっ。


”僕が間違ってた”
”僕のお姫様は、亜美ちゃんだけだよ”
”僕は鬼を改め、王子様になるよ”

って、思いやがれ!


(それはナイ)





0
  • しおりをはさむ
  • 838
  • 1284
/ 373ページ
このページを編集する