Freedom -fourth- 【完】

Freedom -fourth- /友情はアホと笑いで成り立つ!?


翌日、私にしては珍しく妙に目が冴えて、昼前に直也のマンションに着いていた――…。


わざわざ、駅まで迎えに来てもらうのもこれから告げる言葉を前に、悪いと思ったので直接来た。


もっと動揺とか、緊張とかするもんだと思っていたのに、

自分でも驚くほど冷静で落ち着いていた。


マンションの下から電話を掛ける。


『あー、アキ?今から家出るか?』


直也の声は普通だった。


「あの、もうマンションの下にいる」


『は?』


……は?って、そんな驚くこと?


そりゃ昼過ぎって言って、昼前に着いちゃったけど。

お風呂にでも入ってたとか?

なら、携帯も取らないだろうし。


「家に居るんでしょ?」


外の駐車場に直也の車が駐車してある。


『あ、ちょ、ちょっと待って。今、用意するから』


用意?

何の?


「下の鍵開けてくれるだけでいいよ?」


いつも、そうじゃん?


『10分、いや悪いっ、5分待って』


「うん?」


何をそんなに焦ってるんだろう?


別に5分くらい待つけど。






0
  • しおりをはさむ
  • 1225
  • 1283
/ 397ページ
このページを編集する