Freedom -fourth- 【完】



「……電話?」


「――…さっき駐車場で電話掛かってきたから」


「…………?」




「あんたを家の前まで送れって、――…夏樹さんから」




え――…。



――……夏樹さん……?



「えぇっ!?」



「電話しろ」




驚いて、思わず声を上げてしまった。


茫然としたまま車を降り、一応長瀬さんが住宅街を抜けるのは見送ったが――…、


夏樹さん???


何で長瀬さんに電話……。


あ――…、そう言えば私は長瀬さんに自宅を告げていなかったのに、車はちゃんと私の家の方面の高速に乗った――。


駐車場から中々車は動かなかった。


夏樹さんが長瀬さんに電話を掛けてたん……だ……?


で、でも!?


ならどうして、最初から止めてくれなかったんだろう?


車で送らせなくても、その前に電話で話してくれたらいいのにっ!!!


意味が分らない。


何で!?


どうして!?


私はすぐに夏樹さんの携帯に電話を掛けた――…。




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