Freedom -fourth- 【完】

Freedom -fourth- /終わりと始まり



足早に家に向かいながら(5軒手前の家で降りたから)、夏樹さんに電話をかける。

呼び出し音さえもどかしい。


早く出て――…。


いっぱい聞きたいことがあるんだから。

いっぱい話したいことも……。


夏樹さんの声を聞くまでは、緊張が解けない。……身体は強張り少し萎縮したまま。




なのに電話は――…、


留守電話サービスに繋がってしまった……。


何でよ……?


私が無事家に着いた確認しようとか思わないんだ?


長瀬さん(決して長○智也似では無い。が、もし似ていたとしても……、あ、お茶でも飲んできます?とは、なってない)に、どう説明したかは知らないが、

それでも何かあるかもしれないって、心配するのが彼氏ってもんじゃん!?


長瀬さんがイケメンじゃないから?私が興味無いのは分かってたんだろうけど、何かの間違いでってこともあるかもとか――、

(どんだけ失礼な言い草)


夏樹さんは、全く、これっぽちも、全然っ、考えないんだろうか!?


ちょっとくらい……、


やきもち妬いたりしないの……?


鬼の宴でビビッているにも関わらず、結局私の頭の中は恋愛中心の心配事ばかりだった。




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