Freedom -sixth-【完】

Sixth /4度目の夏




昼過ぎ――…、


いつもは外出する間際になると、


“遅ぇ”

“何で時間守れねぇ!?”

“さっさと用意しろっ”


とか(暴言混じりに)、急かす夏樹なのに。


今日は何も言わずジッと私が化粧終わるまで待っている。


「……あと10分」


「あぁ」


・・・・・・・・・。


「……な、何か、覇気が無いね!?」


「はぁ?」


「お前、行く気ねぇのかよ!?――とか、言わないの?」


「……言って欲しいのかよ?」


いや……。


そういうわけじゃないけど。


まぁ、適当にドライブしてご飯食べるだけだし。


そんな焦らなくてもいいってことか?



「はい、終わったー」


「おー」


・・・・・・・・・・。


やっぱり、夏樹がちょっと変だ。


口数が少ない?


というか、どことなく緊張気味???


「疲れてる?」


昨日帰って来たの朝方だし、睡眠足りないなら、別に無理に外出しなくてもいいんだけど……。


「……いや」


携帯とタバコをポケットに突っ込み、車の鍵を握ると、さっさと玄関に向う夏樹。


そんな普通の行動さえも、普段とは微妙に違うと感じるのは、私の勘違い???



ん?











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