Freedom -sixth-【完】



「に……、2週間くらい借りていいかなぁ?」


「あ、全然。亜美ちゃんが読み終わるまで待ってるから!」


よっちゃんの表情は一転、あからさまに嬉しそうだ。


これを私が読んだ後、色々語りたいんだろう。


よ、よし。


頑張るよ。


取り敢えず、紙袋は重くて持てないので、そのままよっちゃんに持ってもらう。


ちなみによっちゃんは、生身の女の子をデートや食事にほとんど誘ったことが無いらしく……。


(シュミレーションゲーム?などではあるだろうけど)


今も私が紙袋を持てない!と言って、初めて気がつくような人。


二次元の女の子は、煎餅屋の紙袋に入った小説20冊軽々持つのか!?


ちなみに、最初の同伴はカラオケで歌い放題+食べ放題だった。


それはそれで、私はもの凄く楽しい。


何なら、毎回それで充分テンションが上がる。


が。


何故、森森が私によっちゃんを押し付け……、


いや。紹介してくれたかというと。



「今日はカフェだけど。いいの?」


「女の子はそういうのが好きなんだよね?亜美ちゃんに任せる」


そう私は、森森のお見合い成功の道を極めるため!?同伴のたびにカフェ巡りや、女の子の好むお店を紹介し、こと細かく説明をしてきた。


(成果はともかく)


森森曰く、それを、よっちゃんにも指南してくれとのこと。


よっちゃんは……、上司命令にただ従っているって感じだ……。






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