Freedom -sixth-【完】

Sixth /愛と平和と横暴な女




――12月はFrineds恒例の手書き年賀状を持ち客全部に送る――という魔の規則から多忙を極め、

そのまま忘年会シーズンに突入し、気付けば、もうクリスマス、大晦日を経てすぐにお正月。


そして、元旦のお祝いムードの中、新年会が落ち着く頃に、私のお誕生日を迎え、2月には屍エンジェ……、


いや。


バレンタイン。


イベント続きに盛り上がる中――、


3月はホワイトデーなるものに、全く興味を示さない夏樹だから、イベントを楽しみたい私にとっては、つまらないんだけども……。


メインイベントは紫さんのバースデーがある。


が――…。


今年は違った。


涙、涙、涙、号泣の3月と成り果てた。




そう、彩太がFriendsを退店。




私は森森の席に最後のヘルプで着いた彩太の姿に、お疲れ会を待たずしてフライング涙――…。


ここ数日は、常連のお客様も彩太の退店を聞きつけ頻繁に通ってくれた。


口も、態度も、ぶっちゃけ最悪だったけど……。


お客様に可愛がられ、何だかんだと人気者だった彩太。


なのに、Friendsからいなくなる。



同伴に誘うと、大口開けてあれやこれや食いついて、まるで今日の仕事は終わった――なんて感じで満足してたり。


アフターで、カラオケ行こうと言ってるのに、ラーメン屋やうどん屋がいいと言い出す。


仕事中だってお客さんからの差し入れを、遠慮なく本気で食べて……。


あんたの仕事、食うことかっ!


って、お決まりの突っ込みも――…、


もう言え無いんだ……。



梨花さん仕切り、山ちゃん補佐!?のお別れ会焼き肉でも、私はカルビが塩ダレと化すほどに、泣きまくった。


(カルビが喉を通らないほどに――、ではナイ)


焼肉屋を出る頃には、アイライン、マスカラ、ツケま、綺麗に剥がれ落ちてたくらい……、


大、

大、

大、


号泣っ。


いつの間にか、彩太に激励を送る皆が私を慰めてた気がしなくもない……。


彩太に、


「亜美さんにドン引きで、感動薄れっし!?どんだけ泣くんだよっ!私の葬式じゃねぇ」


とか、最後の最後まで暴言吐かれたっけ……。







0
  • しおりをはさむ
  • 2087
  • 1273
/ 582ページ
このページを編集する