Freedom -sixth-【完】




「お前――…、バカだからな」


「……知ってる。ごめん」


「分かってねぇよ。俺に……、愛想尽かさねぇんだからよ……」


「夏樹……?」


静寂な空気の流れるホテルの部屋、薄明かりに照らされる夏樹が儚くさえ見える。


「マジバカだろ」



我が儘で自分勝手、暴言吐いて、怠慢な態度、自己中、横暴、横柄、暴君、俺様、鬼――のくせに……。


きっといつも不安に揺れているのは――…、


夏樹の方なのだと、思った。


「バカでも、夏樹のことが好きなのはずっと変わらないから」


「……やっぱ……、バカ……じゃん……」




明け方――…、


ベッドの中で私を抱きしめながら、安心したように眠る夏樹の髪をそっと撫でる――…。



夏樹……。



そんなに私のことばかり考えてるから、自分の生き方に戸惑うんだよね……。


私に引け目を感じるから、いつも迷っている……。


ごめんね……。


ごめん、夏樹。



それでも私は――…、


夏樹と一緒に穏やかな日々を過ごしたい。


このまま弱い夏樹でいいから、ずっと私に甘えていて欲しいって思ってしまう。



本当は――…、


鬼のパンツが必要なのに。


それを夏樹の手に取らせないようにしているのは――…、


私。



鬼ぃーのパンツは♪♪♪――…、


…――強いぞ~♪





※Freedom-sixth-は、次の章で完結になりますが、その前にここ本編に入り切らなかった章をFreeTalkに入れます。

健太とのエピソードですが、Sixthの完結に繋がる話になります。

FreeTalk『健太の結婚!?』です。


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