Freedom -sixth-【完】




「……読めた気がする」


「は?何がだ?」


「言わない。私が唯一夏樹に勝てる方法だから。いいよ、ベット!」


私には弱いとこ見せたくないって、性格!


それが、ゲームにも絶対現れるはず!


「負け越しチャラにしねぇからな?」


脅しだと分かる。


ヤクザ(に限りなく近い人)の常套手段じゃんっ!!!


「ベットッ!!!」


行け!


お高い(本当は安売り)チョコラータ!


結果――…、


私、ジャック(=J)のワンペア。

夏樹、5のワンペア。



「――……ッ」


「やったぁー!!!やった!ほら、ほらね!!!勝った!私勝った!!!勝っちゃった!このままデ○ズニー行けるかも!!!」



最初のゲームで勝った私は、調子にノリまくり、

舌打ちする夏樹を無視して、思わず言い放ってしまった。


それは――…、


夏樹の性格、ドS、俺様、我が儘、自己中、横暴、横柄、暴君。


に、思いっきり、火を点けてしまった!?


と、気付いたのは2ゲーム目から。


「――ベット」

「……あの、夏樹?」

「…………」

「…………」


夏樹が全く話さなくなって、私を彼女ではなく、

“博打相手”として鬼鋭い目付きで、睨みあげている!?


家で夏樹と私が一緒に楽しむために買って来た、お子様からお年寄りまで遊べる平和なトランプゲームが……、


まさかの、家庭内賭場開帳!?


負け込んでも、逃げれない!?


身ぐるみ剥がされる!?



で、2時間後にきっちり剥がされた。


ついでに、お風呂場で口走った“頑張る”の口約も込みで。



余談だが、それからポーカーをもう絶対したく無いと(いつもどおり)言い出した私に、

後日夏樹は仕方なくチップ金額を下げることとなる。


→1000円→最終的には100円までに。


でも『マ○メロちゃんノート』には、事細かくマジ細かく(赤字と黒字にきっちりかき分けてた)金額が付けられてるんだけど。


そら、こんな性格だと数字にも強くなるわけだと、妙に納得。


(ちなみに、夏樹はお金に関しては、暗算も素早く間違わない)







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