Freedom -sixth-【完】

Sixth /やまは無くとも、愛は有り!?





「京都っ!」




「寺に興味ねぇっ」


「お寺見なくてもいいよっ」


「何すんだっ!」


「美味しい和菓子とお抹茶飲むっ」


「わざわざ京都行かねぇでも、食って飲めんだろが!?」


「今日ガイドブック立ち読みしたら、美味しそうなお店いっぱいあった!」


「なんだ言ってみろ!?」


「八つ橋、宇治の抹茶パフェ、黒蜜の葛切り、お団子、舞妓さん御用達甘味処って!!!」


「……お前、それ聞いて俺が行きてぇって言うと思ってんのか!?」


「あぁ!そういや温泉もあるらしぃーよ?」


「完全にっ、後付けじゃねぇか」



夏樹がお盆終わり4日間程、時間を取ってくれた。


旅行に行けるとのこと――…、



だが!



絶賛大揉め中。


私は京都に行きたい。


別にお寺巡りとかしなくても、見所はいっぱいある。

(主に和スイーツ)


なのに、大反対されているのだ。

(当然っちゃ、当然)



「じゃぁまた、去年と同じ旅館?水族館と海?」


「他ねぇのかよ」


「だから、京都?」


「却下だ、却下っ!祇園くれぇしか興味ねぇっ」


祇園……?


って、芸者さんかっ!!!


「却下っ、そんなの却下っ、絶対っ却下だからね!?」


「……冗談だろ」


つ、疲れた……。


お互い、趣味、好みが全く合わないんだから仕方無い。


夏樹は家着でソファーの上に偉そうに大股開いて座りながら、背もたれに両腕を掛け横柄な態度で、


床に座る私を見下ろしている。







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