Freedom -sixth-【完】



「どうすんの?」


「寺とか大仏に興味ねぇからな」


そんなこと言う夏樹が、阿吽像(あうんぞう)の様だ……。


大体もう来週にはお盆に入るのに、

今からホテルとか旅館の予約取れない気がする。


まぁ、また……何らかの裏技(まさに裏の技)を夏樹が使うんだろうけど。


にしたって、決まらなきゃ意味が無い。


「もう、何処でもいいよ……。夏樹決めて」


「何でお前、そんな諦め早ぇ!?」


私に頼るってことは、夏樹もアイデア無いわけじゃん。



「……岡山でも行く?」


「何んでいきなり岡山だ?」


「きび団子買いに行くんだよ」


「は?」


「鬼(=夏樹)退治のために?」


「しょうもねぇっ」


……あ、鬼って自覚はあんだ?



「じゃぁ、上から順番に言うよー。気になる都道府県あったらストップって言うの」


「はぁ?」


「北海道ぉー!……青森ー、秋田ー、岩手―、山形―、福島―、新潟―」


「待て。宮城飛んでんぞ。順番に言えてねぇしっ」


こ、


こ、


こ、


細かっ!!!


し、知ってるし!!!



宮崎県くらい!!!

(それは九州)



「長野と岐阜は冬スノボで行くからいいよね?」


長野のおやきと野沢菜、蕎麦も、美味しいんだよねー!



「あー、……山梨でよくね?」


「山梨?」


「温泉あんじゃん?」


山梨か……。


「葡萄の季節まだだよ?」


「温泉だつってんだろ」


いいかもしれない。


湖のほとりを、穏やかなムードで散歩する。



「いいよ!」


「おー?」


うどん好きな私にとっちゃ……、


ほうとうが楽しみだ!


あぁ、信玄餅も買わなきゃな。


忘れちゃいけない、ワインとチーズも。







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