Freedom -final-

Freedom-final- /私らしさ





『『『『あ――☆■×げだっ★△○×ちょっ▽■×あ○●さぁーー』』』』


「聞こえない。ちょっと、待って1人ずつ話し――」


『『『『亜美さ――ちょ★▽■×亜美さ○□▲○×聞こ――あぁあぁあ』


「彩太?森森?え、誰?他にも居るよね???」


彩太がお店から電話をかけてきた。


が。


どうやらスピーカーにしているらしく、雑音混じりに色々な人の声が聞こえる。



『亜美さん、聞こえてるっすかー。ギャハハ』


彩太既にかなり飲んでんな……、テンション高い。


『遅刻だよ!亜美ちゃん?ハハハ』


も、森森?


『亜美さーん!お久しぶりでぇーすっ!指名入ってますよー?アハハ』


だ、誰?


後輩か?


携帯越しなのに――、繁華街の片隅、シャンデリアの光に照らされる店内で琥珀色の液体に満たされたグラスを掲げ、笑う皆の姿が見える。


懐かしさが一気に込み上げて来た。


水商売を上がってからは、馬鹿みたいにティアラとかリボンのっけて髪を盛ることや、お姫様コスのようなキラキラドレスを着ることもない。


仕事に便乗して、私は、あぁいう格好することも随分楽しんでたんだよね……。


『亜美さん、今何してんすか?私らアフターで焼肉食った後、カラオケ行く予定なんすけど。亜美さんも来いよ?』


来いよ――って、彩太は相変わらず命令口調……。


私、一応先輩なんだけど?


あぁ、“元”先輩か……。






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