Freedom -final-

Freedom-final- /「ごめんね」「悪ぃ」の心




「あ、え……、起きてた?」



「…――?」



真夜中にマンションに帰ると、煙草を吸いながら、リビングのソファーに座っていた夏樹。


「ご、ごめん?」


「何がだ?」


ん?


あれ?


私、なんで”ただいま”じゃなくて。


“ごめん”とか言ってんだ?


咄嗟に、謝った自分に一瞬ポカンとする。


チャーリーに逢うことは事前に伝えたし、帰り時間も途中で夏樹にメールを送った。



「チャーリーと逢うの久々でさ?相変わらずで……、帰んのちょっと遅くなった」


「あぁ?」


夏樹も全く気にしてない様子なのに、言い訳くさいし。



まるで夏樹に責めて欲しいみたい。


“行くな”って……。


「夏樹……、ね、寝てないの?」


「……俺もさっき帰って来たからな」


そ、そっか?


ご飯は……、


外で食べてるか?


お風呂は……、


どうやら既に入ったっぽい。


羽織り直したのであろう、幾つかボタンを開けたシャツと、少し湿気を帯びている髪で分かった。







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