Freedom -final-

Freedom-final- /過去からの――




未来なんて誰にも分からない。


でも私は信じていた。


1日、1週間、1ヶ月、1年、3年、5年――…、


積み重ねる年月が幸せな未来へと繋がると。




今、新たな一歩を踏み出そうとしている。


この先は何処へと繋がるのだろう?


何を――誰を信じればいいのいだろう……?




何処かで聞いたことがあるような台詞を、ふと思い浮かべた。


“未来だけを見詰め、過去を振り返らずに生きる――”


私は問いたい。


その術を。




過ぎ去ったはずの遠い日々を、今もなお胸に抱え続け生きる人間だっている。


過去の苦しみに囚われ、また過去の喜びに縋る――、過去を想い出に出来無い生き方。


全ては過去だと受け止め、今を生き、希望を見出し、未来だけを見詰め、新たな一歩を踏み出すことが、幸せに繋がるのだと分かっていても。


想いを過去にする、その術が分からない。


それは悲しい人なのだろうか?


その人は不幸なのだろうか……?




…――想いをそっと小さな箱に閉じ込め心の片隅に置いたはずが、いつしか箱の重みが増し心から溢れ出す。


幸福感にも似た、甘く、切なく、愛おしい想い。


抱えきれなくなった想いの行先は……。








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