悪魔の囁き【完】

悪魔の囁き /初



千秋くんが初めてあたしを抱いたのはあたしが高2。彼が高1の時だった。学校が終わって千秋くんの部屋にいつものように隣同士で座っていた時のこと。


甘えたな千秋くんはあたしの肩に頭を付けて寄り添うから頬を緩める。




「今日ね、古典の鈴木先生が…」

「鈴木先生?…女?」



そんな姿も可愛いな、って思いながら今日あった出来事を話していた時のこと。鈴木先生は若くて熱血な男の先生。


「男の人だよ。若くて熱血な筋肉マンな感じなの」

「へぇ」


彼の冷めた視線に気づかないあたしは馬鹿なようにペラペラ笑顔で話す。


「ど、どうしたの、千秋くん?」


ふと、視線に気づいて理解した。機嫌が悪いと。


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