棘のある果実

第一章 /結婚






結婚とは何だろう。

愛とは何だろう。

…幸せとは何だろうか。


女の幸せは何なのだろう。

よく、女の幸せは好きな人と結婚することとだというけれど。あたしはそうは思えない。


確かに幸せだと思う。

だけどお互いに一緒に暮らしていくうちに嫌な部分も見えたり、他の人に目移りしてしまうんじゃない?あたしはいつか捨てられてしまうんじゃない?

あたしは一人の女性としてではなく、"嫁"として一生終わっていくの?



「愛美」

「学さん…っ、」

「愛してるよ」


その言葉はいつまで有効何だろうか。

いつまで続くんだろうか。

その優しさはいつか無くなるんじゃないかと、女としての価値が失っていく度にその愛は薄れていくんじゃないか。


そう思うと怖くなった。



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