テイマースキルで異世界探検記

第一章 入学一年目 /第01話 入学式(前編)

 咆哮をあげて開いた巨大な口から、灼熱のブレスを吐いているドラゴンの前に立っていた僕は、従えたテイムモンスターとブレスを回避しながら協力してダメージを与える。
 「これで最後だ!」
 水属性魔法レベル10のウォーターカッタートルネードを叩き込む。するとファイアードラゴンの硬い鱗を物ともせず切りぎざむ。そして、ファイアードラゴンは息絶える。
 「やったー、ファイアードラゴンを倒したぞ、みんなのおかげだよ!」
 そんな風に喜んでいると、ここにいる筈の無い母の声がする。
 「浩平、起きなさい朝よ今日から浩平の行きたがっていた学校の入学式でしょ、早く起きないと遅刻するわよ。」
 その声で意識がはっきりしだすと、いままでのことが夢だったと気づいた。
 「母さんおはよう、起こしてくれてありがとう、すぐに着替えて用意するよ。」
 その言葉を聞いて母は部屋をでていった。母が部屋から出て行ったのを確認すると着替えをして、朝食を食べに食卓に向かう。席につくと妹の茜はすでに朝食のパンを食べていた。
 「おはようお兄ちゃん、今日はいよいよ入学式だね。」
 「おはよう、そうだね立派なテイマーになるため頑張らないとね。」
 そう言って朝食を食べ終えると、学園に向かう為家をでる。
 「それじゃあいってきます!」
 裏の山の頂上にある学園に向かうため魔力駆動自転車に乗り出発する。学園は裏の山の中腹にダンジョンがあり、そのダンジョンを使って訓練するため裏の山の頂上に学園を作ったためである。魔力駆動自転車に乗って学園に到着する。学園に合格した際、事前に送られていた学園案内に記された体育館まえのクラス分けをみると1年2組とあり体育館の中の指定された場所にならぶ、しばらくすると入学式が始まる。最初は司会から入学式の開会の挨拶のあと、校長先生の挨拶である。
 「新入生諸君、当神騎学園への入学おめでとう!」
 ここまでは、一般の学校と代わり映えのしない挨拶である。だが次の校長先生の言葉でこの学校が冒険者やウォーカーを育成する学校であることを実感させる。
 「今日から君たちは、冒険者やワールドウォーカーになるための心得と技術などを学ぶことになる。諸君らは冒険者と言えば何者にも縛られない自由人のイメージがあるだろう、ある意味間違いではないが、それは無法者であると言うことではない。この世界の冒険者は人々を魔物のように脅威となるものから守るために戦う者だ。」
そう言うと言葉をきり、ゆっくり此方のほうを見渡すと再び口を開く
「ぜひ、立派な冒険者やウォーカーになるために頑張りたまえ、以上である!」
 校長先生の言葉に気を引き締める。そして入学式は進んでいく。
 

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