テイマースキルで異世界探検記

第一章 入学一年目 /自己紹介

 担任の先生の高杉美里先生が、さらに
 「君たちもうすうす気付いているだろうが私は現役の冒険者だ、私の経験が君たちに役立つこともあるだろう。私の父の従兄に、異世界転生して後ウォーカーになった人がいるのでウォーカー候補の生徒は機会があれば講演を聞けるでしょう。ラッキー!❤️楽しみにしててね!?」
 そう言うと僕たちにウインクしてくる。現役女冒険者ということで男まさりなイメージがあったが気さくでお茶目な先生みたいである。
「では、一人ずつ自己紹介してください。」
 そう言うと一般の学校のように名前あいうえお順に自己紹介していく。
「井上幸宏です、戦闘職志望です。父さんが冒険者で父さんに憧れて冒険者を目指しました。みんなよろしく。」
 「小野寺浩平です、幼いころ魔物に襲われそうになったところをテイマーの冒険者に助けられたときから、テイマーに憧れてテイマーを目指しています。よろしくお願いします。」
 僕がそう自己紹介すると周囲のほとんどの生徒から馬鹿にした笑い声が聞こえる、だがそれも仕方がない、テイマーはほとんどテイムした魔物の強さに依存するそしてレベルの低いうちは強い魔物をテイムできず弱い魔物しかテイムできない。そして、ずば抜けたテイマーの才能を持つものが少ない事に加えテイマーは他の支援職や戦闘職の冒険者よりテイマー自身の戦闘力は高くない場合がほとんどだからである。すると先生が生徒たちに静かにするよう注意する。僕が席につくと自己紹介は進んでいく。
 「佐伯孝太だ、戦士を目覚ましているみんなよろしくお願いする。以上!」
 「原田冬華(ふゆか)です、ふゆのはなとかいてふゆか、はなはむずかしいほうの華です。私も昔、治療師に助けられて、治療師になろうと思いました。よろしくお願いいたします。」
 「松谷宏哉です、佐伯孝太とは中学生からの友人です。魔法が大好きなので、魔法使いを目指しています。よろしくお願いします。」
 「水谷和美です、おなじく佐伯孝太くんと松谷宏哉くんとは中学生時代からの友人です。治癒師を目指しています。みんなよろしくね!?」
 こうして自己紹介はその後、順調に進んでいった。
 「みんな自己紹介はすんだわね!?それじゃあ授業は明日からだから、少し卒業までの流れを説明するわね。」
 そう言うと、卒業までの大まかな流れを説明しはじめる。
 「この学園は冒険者を育成する学校よ、だから普通の学校と違って将来の進む道によって通ってもらう期間が違います。まず、ただの冒険者になるためには二年、異世界転移者(ウォーカー)になるためには三年最低でも通ってもらいます。」
 そう言っていったん言葉を区切るとさらに説明を続ける。

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