秋、日だまりで【完】

春、夏、ひと区切り /「好き」違い


 なんて、思ったけれど。

 冬真から伝言を聞いたらしい春揮は、お礼を言いにきたはいいけど、やっぱりしつこくてイライラするし。
 日向と夏向と秋哉が一緒にいるのを見ると、じれったさにイライラ、ちょっと嫉妬でイライラ。
 不安でハラハラ。
 そんな気持ちだらけ。

 いつの間にか、それまでしつこく日依姉のことを聞いてきた春揮が何も言わなくなったことにも気付かないまま、終業式が来て。

 イライラのたまったわたしは、冬真の助言もその後の決意もすっかり忘れて、その日、夏向を呼び出した。

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