秋、日だまりで【完】

春、夏、ひと区切り /大団円?


 苦労しながら制服を脱いで、シャワーを浴びて。

 着替えなんて取りにいけなかったから、バスタオル一枚だけを巻いて部屋に戻ろうとすると、一番上の姉の日鞠姉に見つかって怒られた。

 お小言を適当にかわして、階段下に置きっぱなしだった荷物を持って部屋に入って。
 淡い水色のパイル地の部屋着に着替えると、わたしはベッドにダイブした。
 日鞠姉がまだ下にいたら、またお小言だろうけど、今は考えたくない。

 お小言だけでなく、今は何も考えたくない。

 日向のことも、夏向のことも。

 秋哉のことも――

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