秋、日だまりで【完】

夏、夏休み /鉢合わせ

=3-2

 今日もさらさらの茶色い髪を無造作に流して、冬真曰く「大抵の女の子は引っかかる笑い方」という胡散臭い笑みを浮かべている。
 そして、そんな笑みに引っかかったらしい女の子が、左腕に引っ付いてわたしを睨みつけていて。

 でも、冬真はまったくかまう様子を見せずに、わたしに話しかけていた。

「買い物か?」
「うーん、買い物っていうより、時間つぶし?日鞠姉とランチにきてた」

 女の子が一緒だから、「そうか、じゃあな」っていう別れを期待したのに。

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