ちゃまの日記~天国の妻が残したモノ~【完 長編】

第16章 /ちゃまのこと、ちゃまの風水

今から考えると、意外とちゃまのこと知らない。




出会う前のこと、特に昔のこと。





あんまり、俺も聞かなかったってこともあるけど。





「ダーリン、私に隠し事したらあかんよ」




って、俺に言ってたわりは、






自分のこと、言わんかったな。





そんな、ちゃまは、家の中から、俺の小さい時の写真を探し出してきた。




「あのなぁ、ダーリン、今日写真見てたらなぁ。こんな写真出てきてん」



ちゃまは、テーブルに置いてある写真を指差した。




指の先の方を見ると、




1枚の写真が置いてあった。




腰におもちゃの刀を差している写真。





俺は、小さい頃、時代劇大好きで、特に刀大好きやった。




その頃、仮面の忍者Aか影ってテレビ番組があって、




お気に入りで、よく真似をしていた。




刀を持って、気取ってる写真。





顔から、火が出そうな俺。





「よー、こんな、写真探してきたな」



照れながら、ちゃまに話掛ける俺。




「かわいい」




「はっ」





「めちゃ、かわいい」




「えっ」

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