ちゃまの日記~天国の妻が残したモノ~【完 長編】

第28章 /死の宣告

少し、時間が経って、




ちゃまは、俺に、






「オシッコ出てる?」




と、紙に書いて、




俺の顔を見た。



俺には、




「どうなの?」



と、尋ねてるように見えた。



管の先の尿を貯める器を見たが、




ほとんど、たまってなかった。




でも、俺は、




「大丈夫。出てるよ」




って、言うと、




ちゃまは、ニコって笑って、




指でOKマークを作った。




ちゃまの目の光は、


弱まって、いなかった。





「植木に、水あげるように、お父さんに頼んで」




ちゃまは、紙に書いて、



俺に頼んだ。




「わかった。ちゃんと言うよ」




俺は、口で応える。




「エアコンの温度、

25℃に、上げて」



って、書いたので、



「寒いの?」




って、尋ねると、




ちゃまは、コクって頷く。




「氷枕の氷替えて欲しい」



って、書いたので、



看護師さんを呼んで
、替えてもらった。




人遣いの荒い病人は、



いろいろ、指示をし出した。

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