ちゃまの日記~天国の妻が残したモノ~【完 長編】

第33章 /添い寝

数珠も見つかり、俺は1Fに降りて行くと、





村谷のオバハンが、




ちゃまの横にドカッと座っていた。






俺は顔をしかめてしまった。






「おい、オバハン





そこはお前の座るとこと違う。






もっと、離れて端っこに、





座ってろ」





俺は心の中で叫んだけど、






当然、声に出して、





言える訳なかった。






実家のお母さんは、





和室の続きのダイニングのテーブルの椅子に、





座っていた。





ちゃまのそばには、





お母さんがいて欲しかった。




でも、オバハンがいるから、





近くにおれない。





そんなこともわからんのか





お母さんは元気がなかった。






実の娘が死んだんやから、






当然やけど・・・。





でも、俺がお母さんに、






「元気出して下さいよ」





って、言える訳なかった。






それは、俺が掛けるべき言葉やなくて、





掛けられるべき言葉





やったから・・・。

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