~幕末の黄昏~ 【第三部】

第十五章 ~背負いし永久の宿命~



私は私の背負っているものが
大きくとても重要な事だと思っている

私の何よりも大切で、
私はこの障害を我が主の為に生きると
決めていたからこそこの道を歩めている

私の主は重い宿命を背負っていたから


あの方もまた、
私の主と同じく酷く重い宿命を持っていた

あの方は時にその瞳に深い闇をたたえていたが
それでもその輝きが曇る事は無く、
あの方は自らの宿命を受け入れながらも
必死に抗っていた


それが崩される原因となったあの一件

あの一件の騒動が怒った後、
あの方はとうとう知っている全てを語られた

その時にぽつりと漏らされた一言が、
私は忘れられなかった




















背負われし永久の宿命



















あの方の背負う全ては、
あの方が死ぬその日まで消す事の出来ない
先祖代々の重い宿命だった

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