RED【完結】

第3話 文化祭



そして、、、やってきた文化祭当日。


「乃空〜!」
『麗さん、こんにちは!』
「ごめんね待たせて!」
『全然待ってないですよ!』
「そう?なら良かった。
じゃあ行こっか?私について来て!」
『はい!』

学校の最寄り駅で待ち合わせしてた麗さんと合流して高校まで歩く。

『麗さん、聖也達の高校ってどんな感じなんですか?』
「んー?普通だよ~」
『・・ヤンキーばかりなんですよね?』
「まぁそうだけど、根は悪い奴らじゃないよ?
ヤンキーだけど心はある。
そんな奴らだから通える高校なんだよ」
『なるほど、、よく分かりました』

麗さんの言ってることが今なら分かる。
前までの私はヤンキーを一括りにしてたけど今はヤンキーにも色んな種類がいることが分かった。

聖也達は喫煙や飲酒や喧嘩はするけど、本当にヤバイことには手を出してない。
クスリや、関係のない一般市民を襲うようなことはしない。

そういうタイプのヤンキーが多い高校なのかな?


「着いた!懐かしー!」
『ここが、、』

目の前には思ってたよりも綺麗な外観の高校。
だけど中はガヤガヤしてて、辺りにいる人達はみんな髪色が派手だった。
黒髪は下手したら一人もいないかもしれない。

『なんか、思ってたより外観は綺麗ですね?』
「これは私が卒業してからだね!
私がいた時はボロかったよ。
落書きとかも凄かったし」
『・・・やっぱり。苦笑』
「さっ、入ろう!」

麗さんに腕を引かれて校門の中に足を踏み入れた。
お客さんらしき人も皆ヤンキーだっ。

そのヤンキー達の視線が私達に向く。
というより麗さんに。

「うわ、すげー美人!」
「なんでこんなとこいんだろ?
もしかしてOB?」

なんて声が聞こえてくるけど麗さんは全く気にしてない様子。

「聖也達、屋上にいるんだって!」
『そうなんですか?
あれ、演し物は?』
「今だけ他の奴に任せてるんじゃない?」

なんて話しながら校舎の中に入り階段を上っていく。
どの階も廊下まで騒がしくてボールとかが飛び交っていた。
そして男の声ばっか聞こえてくる。

『麗さん、ここ女子少ないですね?』
「この高校は元々男子校だったし、ヤンキーばっかだから男のが多いんだよ」
『そうなんですか?』

てことはこの高校でやっていけた麗さんは相当すごい人だったんだろうな…。










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