0と1のあいだ【完】

そうやって、なんとか過ごしてた次の日曜日。



那由多のいない日々は、眠れない夜みたいに長くて、先週まで那由多がいたのが嘘みたいに感じてた。



日曜日の朝はいつも、今日は何して遊ぼうかってワクワクして目が覚めてたけど、今日はいつまでもベッドの中でゴロゴロ転がってた。



「零、そろそろ起きなささい」



ママに言われて、モゾモゾと芋虫みたいに動いてやっと起きた。



「ママおはよー」

「おはよう零。顔洗っておいで」

「うん」



リビングのソファで、コーヒーを飲みながらテレビを観てたパパにもおはようを言って、洗面所に足を引きずって向かう。



冷たい水で顔を洗ってタオルで拭いていると、電話が鳴った。

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