0と1のあいだ【完】

0.7 告白

大会が終わると、陸上部も夏休みに入った。



3年生は、これで引退。



今度は受験を目指して頑張ることになる。



特に武先輩は目に見えて憂鬱そうだった。



想像しただけで大変そう。



部長は、京先輩の指名で千里先輩に受け継がれた。



大会翌日に部室の掃除をみんなでしたけど、荷物を片付けるうちに、3人の先輩がいなくなってしまうことに段々と実感が沸いてきて、寂しさが募った。



でも、京先輩が、



「引退しても俺くるし」



って当たり前のように言うから笑っちゃった。



そうだった。



京先輩は走るために陸上部を作ったんだ。



また京先輩と走れるのは嬉しいな。



そう思ったら、寂しさはかなり薄くなってた。

0
  • しおりをはさむ
  • 72
  • 53
/ 443ページ
このページを編集する