0と1のあいだ【完】

0.8 京先輩

あの告白事件の後も、那由多からのメールは毎日ちゃんと届いた。



当たり障りない内容はホッとした反面、私を酷く落ち込ませた。




那由多は無かったことにしたいのかな。

私が告白しようとしたことも。

あのキスも。



だったら、無視されたり避けられたりした方が良かったかも。

無かったことにされるのがこんなにもショックだと思わなかった。



私は絶対忘れられないよ。

すごくドキドキして、すごく嬉しかった。



絶対、忘れないよ。





でも、今更那由多にそんなこと言えるはずもなく、

私はがむしゃらに部活に明け暮れる毎日を送ってた。



朝から夜まで走り込んで、新学期が始まっても一番乗りにグラウンドへ行っては走ってた。



それなのにどういう訳か、秋の大会は散々。

見事、予選落ち。



なんでだろう。

何もうまくいかない。

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