波涛(はとう)の月

受難に咲く恋の華 /第14話 戦局悪化

当時の前線に配置された日本軍が一番、対策に苦慮したのが「馬乗り作戦」だという。


馬乗り作戦は壕や地下陣地に立籠る日本軍に対して壕の入口やその真上から火炎放射器などの重火器で攻撃を加える攻撃である。


なかには地下陣地にガソリンを流し込み、ガソリンにむかい火炎放射器で火をつけて、中に立籠る兵士を焼死させたり、酸欠で窒息死させるという残酷な攻撃の例もあるという。



沖縄戦は地上戦になり数日こそは互角な激しい戦闘がくりひろげられたが、制海権と制空権を完全に掌握し沖に無数の補給船を配置したアメリカ軍に対して日本軍は孤立無援で物資の補給なき籠城戰みたいな状態であった。


こんな状態であったために戦況はしだいに悪化し日本軍は次第に追い詰められていった。

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