波涛(はとう)の月

受難に咲く恋の華 /第21話 生きる責務

幸たちはそれからも仲間でいつ終わるともわからない逃避行をつづけた。


カチャ


幸は足元に何かを踏んだ感覚がした。


(また死体か!)


いつしか幸たちは死体や骸骨を踏んでもなんともおもわなくなっていた。


フィ~ン


証明弾が闇夜を照す。


「伏せろ!」


次郎の掛け声もいい終わらないうちに敵の機関銃が幸たちを襲った。

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