波涛(はとう)の月

美ら海燃ゆる /第4話 運命の出会いと別れ(2)

幸は陸軍の臨時救護所で意識をとりもどした。


「いたっ」
幸は腕に爆風で火傷をおっていた。


「気がついたみたいだな」幸を助けた青年がそばにいた。


「あなたが私を助けてくれたんですね。」


「助けたなんてとんでもない。自分は皇軍の軍人として当たり前のことをしただけだ。いずれにしても、自分は配属の部隊にいかなければならない」

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