オーロラに映れ ーある女子高校生の出産物語ー

恋のはじまり /第1話 運命の人

私の情熱的なロマンスがはじまる運命の日は桜が満開の時期でした。


わたし(奈緒)は高校の入学式に出席するためにできたばかりの制服を着て登校の準備をしていました。


「奈緒、制服がよく似合うよ。いよいよ高校生だな」



お父さんは何だか感慨深い様子。



「お姉ちゃん、何かいつもと違うよ」


歳の離れたちょっとおませな幼稚園に通う弟の信次(しんじ)もお父さんに同調しました。


(信次は私が制服をなんで着るか意味わかっているのかなぁ?)



そんな疑問を感じながら私は母と保育園に二番目の弟を送りとどけると、その足で学校に向かいました。


0
  • しおりをはさむ
  • 31
  • 6
/ 294ページ
このページを編集する