オーロラに映れ ーある女子高校生の出産物語ー

私たちの運命 /第15話 出発

私は中絶手術を拒否して強引に退院したまでは良かったものの私の両親の怒りは想像以上でした。


「高校生が出産して子供をそだてられるのか?」


「生活と育児を簡単に考えるな」


両親は口々に私を責めたてます。

「私は産みたいの。お父さんやお母さんなら医者なんだから命の大切さがわかるでしょ」


負けずに私も応戦します。

「子供のくせに命をあまく考えるな。」

「親の援助なしでは生活できない半人前のくせに」


両親はここまで娘をけなすかという言葉をいいます。

毎日、毎日、親子喧嘩は続き、二人の弟は泣き出してもやめようとしませんでした。


無理もありません。


私はまだ高校生ですから。

両親の気持ちは痛いほどわかりますが、これとそれとは別です。

0
  • しおりをはさむ
  • 32
  • 6
/ 294ページ
このページを編集する