オーロラに映れ ーある女子高校生の出産物語ー

親になること /第20話 予兆

私たちの駆け落ちからはやくも半年が過ぎようとする頃は健司くんも少ないながら収入を得ることができるようになり、なんとかギリギリながら生活を維持していました。


「じゃ、いってくる」


「今日も遅いの?」


「まぁね。はやく仕事を覚えて、奈緒の出産費用を捻出しないとな」


「そうだね。頑張って」

私はいつもこうして健司くんを送り出します。

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