WINE RED 【完結】

2. /星



数日後、大学の帰りに隼人とご飯を食べに行きそのままわたしの家に来た。


と言ってもすぐに身体を重ねる訳でもなく、二人のんびりとテレビを見ていた。



「司次の土曜空いてる?」


そんな時聞こえた隼人の声。

テレビに向けていた視線を隼人へと移した。



「土曜?空いてるけど、何で?」

何の期待もなく、ただ単純に言っただけだった。

でも、隼人の口から発せられたのは思いもしない言葉。




「プラネタリウム行こうと思って」

「……え、」


プラネタリウム?

それって、あの星を見たりする、あのプラネタリウム?


ポカーンとしていると隼人が少し不機嫌になった。



「嫌なの?」

「…嫌じゃない、けど…」


何だろう、すごく心臓がドキドキいってる。
だんだん高鳴っていく感じ。



「けど、何だよ?」

眉を寄せながら聞く隼人にまだよく言われた意味を理解していないわたし。


「わたしと、行くの?」

「は?そうだろ」


そんなわたしに「お前馬鹿なの?」と言わんばかりの視線を隼人は向けてくる。



いちいち聞かないと分かんないよ、

だって隼人がそういう所に誘ってくれたの初めてなんだから。



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