WINE RED 【完結】

2. /恋人




あれから四人で出掛けるという話はスムーズに進み、大学やバイトがない日を選び、遊園地に行くことになった。



遊園地は恵実さんの提案だったけど、わたしも遊園地に行くのは久しぶりで楽しみにしていた。


でも本当に楽しみにしていたのは隼人と行けるって事だけど。




待ち合わせ場所に行くと十分前なのに隼人と諒さんは一緒に来たのかもう来ていた。


「おはよう、司ちゃん」

「おはようございます諒さん。
隼人も、おはよう」

「…ああ」


隼人とも諒さんともよく会うのに、三人で会うというのは今までにあまり無かったから少し変な感じがした。


「なんだよ」

わたしが二人を見ていると隼人が奇怪そうにわたしを見る。


「三人で会う事ってあんまりないからさ、変な感じがして…」

「確かにそうだね」


わたしが言うと諒さんは爽やかな笑顔で頷く。



「隼人とも司ちゃんともよく会うけど三人っていうのは珍しいよね」

「そうだな」



「………」



そんな会話をしてると、たくさんの目線がこちらに向いている事に気づいた。


それは隼人と諒さんに向けられている。




隼人と諒さんが二人でいると凄い。

一人で居ても目立つのに二人でいる分、周りの女子からの目線はいつも以上だ。



やっぱり、モテるんだな。
チクッと胸が痛くなった。


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