WINE RED 【完結】

1. /隼人と先輩




あの日から数日、夕方に隼人がわたしの家に来た。


もともと来るって連絡をもらっていたから早く来ないかなと、待っていた。



「司、飯作って」


少しリビングで寛いでいたと思うと隼人はわたしにそう言う。



「どっか食べに行かないの?」


「どっか行きたい?」


「そういう訳じゃないけど」



何となくご飯を作るのは面倒くさくて言っただけだ。



「司、飯作るの上手いじゃん」


「…別に普通だよ」



誰と比べて?と聞きたくなるけどそれは言わないでおいた。

そう言ってもらえる事は複雑だけどやっぱり嬉しいから。




「食材ないからオムライスでいい?」




惚れた弱みというやつか、何だかんだわたしほ隼人に甘い。



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