言葉-上-



そのまま ユウヤさんは立ち上がり、マスターにお金を渡すと出て行ってしまった



・・・・何




「鏑木さんと知り合いにしては若いね」



マスターはお皿を下げながら、そう言うと、珈琲でいい?ともう一度聞いてきた


「はい、ありがとうございます」


そう言いながら、“鏑木”さんという言葉をどこで聞いたか思い出した



あれが、南港の。


ああ、そうなんだ

何となくしっくりくるような、けれど 夜うちのマンションの下で座っていたユウヤさんを思うと、何か違和感のあるような




出された珈琲についていたミルクを全部いれ、ついでに砂糖を2杯足して、ゆっくりと飲み干した

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