BOX

14





エリちゃん。
君は666が憎いだろう?

でもね、僕は少し違う。
僕という存在は、地獄から遣わされた666のシモベなのではないかって時々思うんだ。

だって偶然には出来すぎている。

僕を初めて抱きしめてくれた君は、666の器の為に生み出された女の子で。

君から放たれた悪魔は、僕の体に取り憑いて…結果、僕はこうして100年も生き延びることができた。

君を愛している。
それは666にも永遠を誓うということ。

それも悪くないと思う。
だって、666は君と共にあるんだ。

ならば、666の意思は君の意思でもあるんじゃないかって。

僕は決めてある。
君が幸せになれるのなら、僕は神でさえもこの手で殺めてみせると。




…この100年、何度も夢で見た。

伸ばされた手に触れることができず、液体の中に沈められていく君の姿を。

君を暗闇に沈めたのは、誰のせい?
誰が、君から光を奪ったの?



ねぇ、エリちゃん。
僕は…何を殺せばいいんだろう。

何を消せば、666は喜んでくれるのかな。


エリちゃん。
僕に教えて。




その愛しい唇で囁いて。




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