熱いカラダ【完】

「アキタロウの質問」





俺が配属されている部署では、自棄に女性社員から黄色い声で騒がれている爽やか風イケメン――相沢湊がいる。


そして、俺はそんな爽やか風イケメンこと、ミナトの第一の友人であった。


――最初は、モテモテ野郎で気に喰わない奴だった。
話したこともないけれど、どうせ、イケメン風吹かしている、すかした野郎だと思っていたから。


更には、会社中の男共憧れであり、あわよくば彼女にしたい候補ナンバー1のミサ先輩と付き合い始めた所為もあり、同僚の大半の男共からは敵視されていたりした。



だから、部長から一緒に行動するのを任された時、俺はあからさまに顔を引き攣らせたくらい、嫌悪感が俺の中では膨らんでいた。



けれど、関わっていくうちにどんどんミナトの事が気に入った。


責任感が強く、優しく、頭の回転もはやく、気も遣える。
良いところをあげればキリがないくらい。



性格も良くて顔も完璧――、そんなミナトと一緒にいることは、まるで自分の事のように誇らしくさえ思えた。



でも、ミナトといればいるほど、1つ大きな――とまではいかないが、俺には不利な状況が作り上げられるのだ。




それは、彼女とか、恋人のことだったりする――……。



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