熱いカラダ【完】

「彼女がオカしいワケ」





――最近のミユは、どこかオカしい。



そんな違和感を感じだしたのは、実に2週間程前からである。


ミユはそわそわと落ち着きのない感じで、自棄にカレンダーを気にするし、休日1人になりたがる。


けれど、特別俺を避けているわけでもないし、寧ろ最近は俺に甘えてくる。


だから、不安になることはないんだが。


「あー!どうしよう!」


現在助手席で、メンズ雑誌をおおっぴらに広げて、頭を抱えながら叫んでいる彼女――、つまりはミユになんて言葉をかければいいのかが分からない。



そのうえ、ちらちらと自分の携帯のディスプレイに表示されている日にちを見ては、ニヤついたり、「やばい!」と焦ったりもしている。



あきらか挙動不審なミユにどう声をかければいいのか分からない俺は、結局真っ直ぐ前を見つめて車を運転する。



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