熱いカラダ【完】

「彼女の元カレ」





――これは、ミユがミナトの誕生日プレゼントを買いに出かけた日の事である。


それは、突然の出来事だった。


「んー、どれにしようかな……」


目を凝らしながら、目の前にぎっしりと並べられている商品を見た。


これか、いやそれともこれ?とか考えながら、手に取ってみる。


「(ミナトの好きそうなのはどっちだろう……)」


そう思い、お洒落なネクタイを更に2つ手に取り見比べる。


――あの時、お兄ちゃんは、“手作りケーキ”と、“ネクタイとネクタイピンなんてどうだ”と提案してくれた。


だから現在私は、ネクタイをネクタイピンを買いに来てるんだけど――、


「(良いのがないなぁ……)」


中々これといったものを見つけられずにいた。




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