熱いカラダ【完】




「だから?」

不審そうに私へと言葉を返すミナトは呆れているのか少しだけ笑っているように思える。私はそんなミナトに対して少しだけ声を張り上げて言った。


「だからね!」

「あぁ」

「これから動物園行かない?」

「は!?」


心底驚いたというような声を出すミナト。私はクスクスと笑い声を漏らした。



「そういえばミナトと行ったことないなーって思ってさ」

「……まぁ、確かにないけど」

「行かない?」

「……」

「パンダとか白熊見にさ」


私のその言葉と同時にミナトが苦笑しながら、「じゃぁ行くか?」と言葉を返してくれる。私はそんなミナトがやっぱり優しいな――と思いつつも唇を動かした。



「もしかしたらニホンカワウソいるかもね!!」


自室に響くような声でそう言った私にミナトは呆れながらに「いるわけないだろ!!」と言葉を返してきたのだった――……。



―「彼と彼女のほのぼの休日」-
END





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