熱いカラダ【完】



当然ミユはいないだろう――と思っていたら、どうやらミユも電車を逃したらしく、同じ電車に乗っているのを見つけた。


俺は学校でも「遅刻魔」と言われているから、然程問題ではなかった。


けれど、ミユは違うらしく。
相当焦っているのが見て分かった。



電車の中でもミユの行動は忙しなく、腕を組みながら、床を足でコツコツと突っついていた。


俺はいつものように耳にイヤホンを突っ込みながら、ミユを目で追っていた。
勿論、曲の歌詞やリズムなど何も頭に入ってきてはいなかった。



5分もすれば、いつものように俺とミユが降りる駅に電車が停車する。


いつものミユは――無理矢理人を掻き分けるなんてことはなく、普通に降りていく。



けれど、どうやら今日は相当焦っているらしく、無理矢理人を掻き分けて満員電車から降りていく。



そして、俺もそんなミユの後を追うように降りていく。

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