熱いカラダ【完】



その“何か”とは。
彼の熱い胸板だった。


「っヒクッ……うぅっ」


私は……彼に抱きしめられたのだ。


彼は私の腰に腕を回し、離さないとでも言うかのように私をキツく抱きしめる。


そんな彼の腕の中私は泣きじゃくる。


辛い。辛いよ。
だからこの関係を終わりにしようとしたのに。


「っぐぅ……んぅっ、ヒクッ」


なのに、こんなにも私の瞳から涙が溢れる理由はやっぱり彼のことが――


「好、き……ヒクッ……だよぉっ……」


大好きだからなんだ。


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