熱いカラダ【完】




階段から落ちそうになった時、助けられた時から。
ずっと。ずっと。大好きだったんだ。



私から溢れた思いは止まらなかった。



「ずっ……とっヒクッ、好き、……だった」



嗚咽混じりで声も震えていて。
けれど、私は思いを伝えることで必死だった。


そして、私の言葉をしっかりと聞き取れたのか……。


何故かは分からないけれど、私を抱きしめる彼の腕の力が強くなった。


私は自分を落ち着かせるかのように、ゆっくりと呼吸を数回繰り返す。


それでも中々嗚咽は止まらず、室内にはそればかりが響いた。


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