熱いカラダ【完】




う、嘘でしょ?
……彼が……私を好き?


「本当に?」

「嘘なんてつかない」

「本当の、本当?」

「あぁ」


そんな彼の熱い吐息が私の耳にかかる。
まるで私の耳を焦がすかのような息遣いにただでさえ、赤面をするというのに、


「……」


“好きだ”なんて言われてしまったら赤面通りこして、マグマの中にいるかのように顔中が熱くなってしまった。


にしても、彼も私が好き?
未だにその事実が俄かに信じられない。
寧ろ、信じれっていう方が難しい話だと思う。


1年間という長い期間、虚しいともいえるこの“関係”を続けてきたんだ。


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